こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
今月の女将さんインタビューは、
熊本は黒川温泉「旅館 山河」の後藤辰子さんでした。
山河は日本秘湯の湯会員旅館だけあって、
お湯もよければ環境もいい。
女将さんの笑顔も温かいお宿です。
「カナカナカナ…」、ひぐらしを聴きながら。
後藤さんは、子どものころ、そして大人になってから、
同じことを2回言われたそうです。
「女は7回生まれ変わらないと、温泉地にはお嫁に行けない」
大変な仕事なので、
そのくらい生まれ変わらないと耐えられないから?
そのくらい生まれ変わらないと耐えられないから?
素晴らしい仕事だから、
そのくらい生まれ変わったことのご褒美として?
そのくらい生まれ変わったことのご褒美として?
「どちらだと思いますか?」とお聞きすると、
「いろいろあるけれど後者だと思いますよ」
と答えられました。
と答えられました。
客室「吊花」に付いている温泉です。ありがたい贅沢。
ロビー
ロビーの暖炉
黒川温泉といえば「入湯手形」。
1200円(10月から1300円)の手形を買うと、
宿泊客じゃなくても、
好みの宿の露天風呂に3カ所入れるものです。
女将さんによると、
温泉地の生き残りをかけて始めた入湯手形は、
お客さまの楽しみが増した上に、
「ほかの宿よりもおもてなしレベルが低かったら恥ずかしい」
という意識が各旅館に働く副次的効果もあったとのこと。
黒川温泉は人気温泉地として有名になり、
手形のアイデアは各地に広がりました。
翌朝は早朝から雷と大雨。
ところがチェックアウト前にぴたりと止み、薄日が差し込みました。
黒川温泉の町を流れる川は、泥が混じってまさに「黒川」でした。
お散歩中に、ぴかぴかの竹を発見!
黒川温泉、すてきな温泉郷でした。
ありがとうございます。
山河の女将さん・後藤辰子さんは
緑の表紙その二でご紹介しています。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
『女将さんのこころ その三』旅館の女将さん55人の人生哲学。