こんにちは
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
一般家屋を壊したときのガレキ類を専門に、
廃棄物のリサイクルを行なっている
「石坂産業」さんを昨日、訪問しました。http://ishizaka-group.co.jp/
業界のイメージがひっくり返る、品性ある会社なんです。
隣接する「くぬぎの森」など15万㎡もの花木園があり、
ここで、同社に併設したテイクアウトショップで手づくりされた、
地産地消のお弁当をいただきました。
右手前が社長の石坂典子さん。
中央は熊谷室長。 左手前はご一緒した高野登さん、
隣は鎌倉投信の新井和宏さんです。
3人で素晴らしい大人の遠足を楽しませていただきました!
石坂産業さんは、住宅を取り壊した際に発生する廃棄物、
木材、ブロック、土などを受け入れています。
約90%のリサイクル率を誇るほど技術力が高く、
「うちは製造業です」と、社員のお一人は誇らしくおっしゃいました。
規定はないのに、
すべての処理作業を屋内で行なう設備を整えていることや、
ISOを5つも取得して、
統合システムを独自開発していることも大きな特色です。
ここに来るのは2度目。
前回も感銘を受けたのですが、
ガラスの向こうで防塵マスクをした
作業の方々が、必ず会釈してくださるのです。
これはとても珍しいこと。
「あいさつ」と企業の質は比例するように感じます。
本社や工場を囲むように、くぬぎの森があります。
前回は2月(左)、5月になって美しい新緑の森になりました。
小学校の課外授業にもよく使われています。
廃棄物を運んでくるトラック用の駐車場です。
外部ドライバーの方にも、あいさつ、身だしなみの向上を頼み、
ともに向上していきましょうという志を貫いています。
そんなドライバーの方々のために、
お弁当や麺類のテークアウトショップ「味覚亭」(右)や、
地元野菜の直売所を併設しています。
くぬぎの森でいただいたのは、その味覚亭でつくられたお弁当。
地産地消のおいしい手作り弁当でした。ご馳走さまでした♪
地元・三富の里山文化を学ぶ場も、敷地内に設けられています。
ここは昭和の古民家を利用した「三富今昔語り部館」。
庭の奥には、なんと、足湯もあるんですよー
本社のエレベーターや社屋にはヒーリングミュージックが流れています♪
いただいたお茶は、2月(左)は折り紙うさぎと、バレンタインチョコ。
5月は折り紙のバラと、冷たいお茶、そして「ようこそ」のメッセージ。
おいしい羊羹もそえられています。歓迎の心が伝わりますね。
同社は経済産業省「おもてなし経営企業選」に選ばれているのですが、
まさに「おもてなし経営企業」にふさわしい。
こうした目に見えるおもてなしだけではなく、思いがあるのです。
「品位ある産廃企業を目指す」という言葉が各所に実現されていました。
いかがですか?
廃棄物処理企業の概念がひっくり返ったでしょう?
日本にはいい会社が本当にたくさんありますね!
石坂典子さん、ありがとうございます!
石坂産業の取り組みを紹介したYouTube です。
石坂産業の石坂典子さんもご紹介しています。
拙著『いい会社のよきリーダーが大切にしている7つのこと』
====