きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

片山右京さんにずっと質問したかったことを聞けました!

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

 

今週、あるチャリティの席で、
ゲストでいらしていた片山右京さん
お話させていただく機会がありました。


実はずっと前から、聞きたい質問があって、
思いがけず願いが叶いました。幸運です☆

 

片山右京さんに質問している私

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何が聞きたかったかというとーー、

NHKのテレビ番組 「課外授業 ようこそ先輩」 をご存じですか?
著名人が、母校の小学校で、専門分野の授業をするのです。
だから「ようこそ先輩」。

10年前に放映された片山右京さんの回が、なにしろ素晴らしくて、
いまもときどき経営アドバイスなどでお伝えすることがあります。

元F1ドライバーの“先輩”は、
子どもたちと富士スピードウェーへ行った後、
小学校の体育館に、ヘアピンカーブなどがあるミニサーキットを作って、
そこを子どもたちが走ります。

その1回目の走行
子どもたちは、体育館のサーキットを走り、
それぞれが自分のラップタイムを把握します。

そして、 次はどうやって自分のラップタイムを超えようかと、
先輩である片山右京さんのアドバイスを受けながら、
カーブで身体をどう動かしたらいいんだろうと考えたり、
イメージトレーニングしてみたり、一生懸命向き合います。


2回目の走行
1人目が記録を更新し、2人目も記録を更新し、
クラスがどんどん盛り上がっていきます。

そして、全員が1回目の自分の記録を抜いたんです!
速い子も、遅い子も、自分に勝ちました。

テレビを見ていた私は「良かった!」と思いました。


でも、これで終わらなかったのです。
ここからがすごかった。

片山右京さんは真剣なまなざしで言うのです。

「もっと集中できるはずだ」

「限界はまだ先にある」と。

盛り上がっていた子どもたちも真剣な顔つきになって、
じっと先輩の話を聞きます。

そして3回目の走行
さっきまで、「疲れた~」と言っていた子どもたちが、
やる気をみなぎらせて走り始めました。
1人目、記録更新
2人目、記録更新
3人目も記録更新

2回目で全力を出したはずなのに、
もっと記録が伸びていくのです。

最後の一人まで、なんと全員が、記録を更新しました。

あのときの子どもたちの誇らしそうな顔!

忘れられないシーンです。

あの経験はきっと、人生の支えになるでしょう。


それで私は思ったのです。
子どもたちも素晴らしかったけれど、
「もっと伸びる」と信じて、走らせた片山右京さんがすごいと。

こういう大人が増えればもっといい世の中になるだろうな、
自分もそうなりたい。

でも、なぜそう思えたんだろう?


2回目で全員が記録更新したとき、
これで十分と思ってもおかしくはないのに。

だからずっと聞きたかったのです。

 

「なぜ、もう一回 走らせようと思われたのですか?」

そして直接質問していただいた答えはこちらです。

「力を出し切ったつもりでも、  

 まだ出しきれていないものがあるんです。

 その眠っている可能性を引き出すためです」

「自分でも知らないパワーが自分にある」

「失敗を恐れないでほしい」

「いろいろなところでやっているけれど、
 タイムを下回った子は一人もいない」

「この感覚があると、次に何かをチャレンジするときに強い」

「伝えたいのは、心が身体を動かしているということ」

おお、確かにそうですよね。とっても納得しました。
どれも、企業経営に通じることで、本当に参考になりました。


このプログラムは「チャレンジスクール」といって
「Team Ukyo」で行なわれているそうです。 楽しそう! http://www.teamukyo.com/kcs/about-kcs
片山右京さん、真摯に答えてくださってありがとうございます

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「引き出す役目」を、私もセミナーやアドバイスを通じて担っていこう!と
思いを新たにした経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした

 

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子