こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
被災地に行くと、 復興のためのショベルカーとか、
ダンプカーとか、多いんです。
大事な役目だと分かっているけどーー、
ぜんぜん前が見えなくて、
ぜんぜんスピードが出せなくて、
脇によけて先に行かせてくれないし、
一車線が多いからずっとそれが続いて、
ちょっとストレス感じたりします。
そんな時に限って、対向車はすいすい走っている。
―― 人生にも、こういう時期、あるなあ。
走っているのに前が見えない。
のろのろ、のろのろ。 進んでいないみたい。
目的地が遠く思える。
別の路線の人は楽しそう。
だけど、そのときに学びます。
前じゃなくて、いまここ、を見つめることを。
外じゃなくて、内面を見つめることを。
ダンプはそのうち、いなくなります。
視界がぱっと広けます。
だけど、急に飛ばしたら、事故や違反が待っている。
だから、ちょっとだけ調子に乗ろう。 ちょっとだけ。
今度ダンプが現れたら、少し、平気になっている。
せっかく走る道。
どうせ走る道。
鼻歌を歌いながら、走ってやろう。