きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

ぐるなび セミナーに行ってきました


ぐるなびの役員である菊池俊彦氏のお話を聞きに行ってきました。
大学院の恩師である嶋口充輝先生と、内田和成先生の研究会で、 月に一度、ゲスト講師を招いたセミナーを開催されているのです。 http://www.waseda.jp/sem-uchida/shimaguchi_uchida.html

まず、日本の飲食店のデータを。
全国のレストラン店舗数は50万店。 (ぐるなび加盟店は7万6000店で、30%強は東京)
同市場は入れ替わりが激しく、3年で10%(5万店)が入れ替わる。
外食産業の市場規模は24兆円(学校給食・機内食含む) レストランだけだと約15兆円。
15兆円がどう使われているか。 ざっくりとした内訳は、食材・人件費・販管費が3分の1ずつ。


さて、数あるレストラン・サイトの中で、
ぐるなびが自負する強み・差別化は
オンラインとオフライン、どちらも持っていること。


オンラインとはその通り、ネットの世界のことで、
オフラインとは社員が現実の飲食店に出向いていることだそうです。
社員数(正社員に限らず)は1500人もいます。


私は「社員満足」が仕事のテーマの一つだから、
ぐるなびでは、一番の差別化である社員の存在について、
一人一人をどんなふうに大切にしているのか、
どうやって人材教育しているのか、
どうやって組織として一人一人の社員のフォローをしているのか、
そこに最も興味がありました。でも今日はそういう話は出ませんでした。

質疑応答で質問してみたら、 限られた時間の中で次の返答をいただきました。

新入社員は、2~3カ月間は「ファーム」と呼ばれる中で、 座学と、先輩社員に同行してレストランの現場を学ぶ。 一人立ちした後は、チームリーダーのフォローがある。

んー。 本質的な話は時間切れとなりました。


ただ、「地産地消」ならぬ「地産消」という新しい 言葉を聞くことができました。
「東京でふるさとを食べる」を合言葉に、 地方の食材をどんどん東京に持ってきて、農漁業の産業化を進めるとのことです。


今夜は、恩師である嶋口先生に久しぶりにお会いできて、 それがとっても嬉しかったです! (*^_^*)
またお目にかかりにまいります。

ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。 ====