きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

“いずも”ありがとう 出雲出張の3つのハプニング♪


こんにちは。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。



出雲出張でのハプニングの転末です。


①携帯を家に忘れて来た

②ダイヤのネックレスをホテル客室の排水溝に流した

③お財布を紛失した


どれもなかなかの出来事でした。


携帯は、忘れてしまったものは仕方ないので、

「ない」ということを受け入れて、

気にしないことにしました。

取り合えず出張中に連絡しておかないといけない方々に

滞在先のホテルの電話番号を伝えて切り抜けました。


ご不便をおかけした方には申し訳なかったんですが、

だんだん開放感が芽生えてきましたー(笑)

誰からも追いかけられないことよりも、

あの人から連絡来ないな?と、

気にしなくて済む開放感です。

 


携帯を持っていると、

来るということよりも、

来ないということに気が向いてしまう。

 

普段、意外とそのことに

心を占められているんだなと思いました。


ネックレスは、

外したら水洗いできれいしておくのが習慣なのです。

それで手が滑って排水溝へ。

母のおさがりで、

妹がデザインし直してくれた大切なものです。

 

ホテルの洗面所には

家庭のように網でキャッチするところがなくて、

すぐにフロントに電話をして助けを求めたのですが、

不思議と「大丈夫」と思ったのです。


来てくださった方も手慣れていらして、

10分後、管のヘドロの中から、

キラキラ取り出してくださいました。

今度はもう落とさないように、

丁寧に洗い直しました



お財布は一番びっくりしました。
出雲2日目、仕事前に6時半の始発バスに乗って

出雲大社へお参りに行ったのです。

出雲の朝焼け

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ホテルから出雲大社までは30分。

お金を払って降りようとすると、

 

ん?お財布がありません…。

 

部屋を出るとき、

お財布を忘れて一度戻って、

確かにバッグに入れたのに…。

バスの中にもバッグの中にも、ありません。


優しい運転手さんのご好意で、

無賃乗車でバスから降ろしていただきました。


さてどうしよう。
まだ朝7時なのでお店もどこも閉まっています。

「・・・ま、とりあえずお参りしよ」

危機意識が低いのか、

肝が据わっているのか。


困った状況にいるはずなのですが、

なぜだか、また「大丈夫」という

根拠のない自信だけがあるわけです。



お参りを終えて鳥居に戻り、

私は旅館に向かいました。

今日はコンサルの合間に、

出雲大社そばの「すたに旅館」さんで

女将さんインタビューをさせていただく予定だったのです。


ちょうどご主人が外に出ていらっしゃいました。

「おはようございます!  

あの、4時間も前に来てしまったわけですが、  

実は、かくかくしかじかで…」


携帯もお金もないので、

すたに旅館さんで電話をお借りし、

宿泊先のホテルにかけました。


ホテル近くのバス停の辺り、

ホテルの廊下やフロント、

どこかにお財布が落ちていないか、

探していただきました。


待つこと10分。

ホテルから旅館へ電話が入りました。



「ありません」


では、ダメモトで

私の部屋を見てくださいますか?
(部屋にあったら笑えるなあ…)

5分後、旅館の電話が鳴りました。

 


「ありました」

 


・・・お恥ずかしい。

 


お財布は部屋にありました


忘れて取りに帰ったはずなのに、

まだ部屋にありまして、

しかも、床に落ちているならまだしも、

デスクの上に「普通に置かれていた」そうです。


朝っぱらからお騒がせして、スミマセン!!!
(いかにも私らしい…)


だから妙に大丈夫だと思ったんだ、と、

どうでもいいことを考え、

すたに旅館さんとホテルの方に感謝とお詫びをし、

再び、“大社さん”へお礼参りに行きました。


お昼。

すたに旅館さんに今度は正式な取材で伺いました。

女将さんの須谷真由美さん、ご主人の洋さん。

「今朝はよかったですね」と

笑顔で迎えてくださいました。

優しく謙虚で素晴らしいご夫妻です。


女将さんは九州から嫁がれた方。

「こんな素晴らしいところに

私のようなものが呼んでいただけて」と、

言葉を詰まらせる姿に、私も涙。

 

嫁いで何十年も経っていらっしゃるのに、

昨日来たばかりのような思いを抱いて暮らされている。

心から感動しました。



出雲大社は縁結びの神様。

素敵な計らいに感謝です。


すたに旅館さんの宴会場に置かれた屏風。

江戸時代の大作「八渡海仙人」です。

常連のお客さまが、蔵の中を見たこともないのに、

「蔵の中に貴重なものがあって朽ちそうだから取り出して」

と 教えてくれ、

本当に探したらこれが出てきたそうです!

 

以来、この屏風がいろいろなご縁を運んでくれるそうです。

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素敵な女将さんとのご縁に感謝して、再び参道を歩きます。

1日に3回目もお参りした神社は“大社さん”が初めてです!

良いご縁をいただけるかな

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宮司さんのお住まい「国造館」です。

壁の「白い5本線」は、最高級のお宮の証。

日本国内、5本線のあるところは、めったにないそうです。

タクシーの運転手さんが教えてくれました。 画像
















今回はいろいろあったけれど、

どれも事をなきを得て、

本当に有り難かったです。


そういえば! 踏み倒したバス代がまだでした。

ごめんなさい。 来月、必ずお返しします。

“いずも”ありがとう!

講師で経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。