2010年。私のテーマは「ユーモア」です。
最近、気に入っているのは沖縄のおばあの話。
NHKドラマ「ちゅらさん」にも出演されていた
藤木勇人さんらと お会いする機会があり、
楽しい話を聞かせていただいたのです。
藤木勇人さんが紹介されているページです http://www.churashima.net/people/fujiki/index.html
お笑いでよくこういうシーンがありましたよね。
食堂でそばを頼み、出てきたのはいいけれど、
割烹着を着たおばさんの親指が、
そば汁に浸かっている…。
昔からのお約束はこのオチ。
お客さん 「ちょっと、指が浸かってるよ」
おばさん 「だしが出ておいしいよ」
でも、沖縄のおばあは、さらに上を行くのです。
藤木さんが話されるともっと面白いんですけど。
<シーン1>
お客さん 「おばあ、指が浸かってるさー」
おばあ 「なんくるないさー(大丈夫)、おばあは全然、熱くないヨー」
<シーン2>
お客さん 「おばあ、つゆに虫が入ってるさー」
おばあ 「なんくるないさー、虫はちょっとしか飲まないヨー」
あはははは。素晴らしい、おばあ。
ほとんど尊敬の域です。
で、思うんですけれども、
もしもこういうシーンに出くわしたら、
「不潔」とか「サービス精神に欠けてる」
とか言ってないで、
「わはははは!」と爆笑できる人でありたいさー。
ユーモアセンスのある人はあこがれ。
悲しいことも、辛いことも、怒りたいことも、
ユーモアで包んでしまえる人って
最高にカッコイイです。
ちょうど今日、ミキモトの方が、
冊子を送ってくださいました。
創業者であり、真珠の養殖を成功された
御木本 幸吉さんも ユーモアを大事にされた方でした。
笑顔も素敵です♪
私がこれまで出会ってきた
素晴らしい経営者の方々も、
そろってみなさんユーモアがあります。
ユーモアとはただ面白いことではなくて、
・目の前の事象を受け入れるということ。
・心を開くということ。
・多面的な視点を持つということ。
・人を怒らないということ。
ユーモアは、
「人生航路で嵐に出会った時こそ、ユーモアを余裕を忘れるな」と。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。