こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
福岡出張の3カ所目は、美容室「バグジー」です。
お客さまの失恋を、
店のスタッフみんなが知っているような、
それをお客さまも 「友達より知っていてくれている」
と喜ぶような アットホームな美容室を
北九州に8店舗展開しています。
社長はカリスマ美容師として
名を馳せた久保華図八( くぼ・かずや)氏。
著書『ひとり光るみんな光る』(致知出版社)にもあるように、
「派手な外車を乗り回し、
利益のみを追求する経営者になっていた」
という時代を経て、自らを反省し、
現在の笑顔いっぱいの店づくりを
されていらっしゃいます。
久保さんのブログ、ぜひご覧ください。
できれば8月からお読みください。
壮絶な困難を、愛と感謝で
乗り越えていらっしゃる軌跡と奇跡が、
克明に書かれています。
http://bagzy.exblog.jp/m2009-08-01/
バグジーの合言葉は
「お客さまが喜ぶことなら何をやってもいい」。
そのためには、
ES(社員満足)を高めないとCSは向上しない、
と考え、 さまざまな取り組みを
「楽しみながら」行なっています。
私が一番好きな話は、入社式。
新入社員に内緒で、
その親に子どもに対する手紙を書いてもらい、
サプライズとして先輩スタッフが
その手紙をマイクで読むのです。
「○○、社会人おめでとう。
あなたが小さかったころは~~」など、
愛情のぎゅーっと詰まった言葉が、
会場に響き渡ります。
親から正式に手紙をもらうことって
少ないと思うんですよね。
それだけでも新入社員にとっては
驚き・嬉し恥ずかし、
そして感動の涙、涙。
受け入れる先輩たちも、
まるで家族が増えたような感覚になるそうです。
愛や感動や感謝が輝き、
チームワークが芽生えるひとときなのです。
こういう場面が、至る所に、年中ある会社です。
「初任給で両親にプレゼントしない人はクビ」
「親や配偶者や家族の記念日を申告すると、その日は休み」
「クリスマスの児童養護施設訪問」などなど、
人を高める時間をたくさん取っています。
そんなバグジーの新店舗、
小倉にある「空海風花」を訪ねました。
せっかくなので、カットの予約も入れていきました。
担当してくださったのは、
笑顔が素敵な細川店長♪
丁寧にカウンセリングをしてくださった後、
カットが始まります。
「よし!」、「うん!」、「いいですね」
「これはいい感じになりますよ!」
うれしい言葉をかけてくれます。
カットの後、
シャンプーを担当してくださったのは、
最近、シャンプー技術に合格したという あいちゃん。
とても上手でまるでヘッドマッサージ。
私はうっとり。
根掘り葉掘り、
いろいろ聞こうと思っていたのに
途中から無言になってしまいました(笑)。
なんとか聞いた話では、
あいちゃんは高校のときにバグジーに来店し、
スタイリストの人間力に感動。
美容室に興味を持っていた自分に対し、
「いつでも相談に乗るよ」
と言ってくれた優しさに驚いたそうです。
いま、あいちゃんは晴れて、
その人と一緒に働いているわけです!
さて、シャンプーが済んで席に戻ると、
さきほどのイスの裏側にお座りください
と言われました。
「瀬戸川さん、
今日は空海風花へお越しいただき
ありがとうございます!」
「今日は貴重なご縁を
ありがとうございます!」
なんと、大きな鏡、一面に、
スタッフのみなさんからのメッセージが♪
このサプライズ。
私もこういう仕事をしているので、
実は、知ってはいたのです。
でも、知っているのと、
実際に体験するのとでは全然違うんですよね。
「うわー、こんなにしてもらって」 という思い。
本当にうれしくて、ぐっときました。
(鏡の中にいるのは、
素敵にカットしてくれた細川店長です)
人を喜ばせるサプライズが普通に、
特別ではなくできてしまう美容室。
働く人たちは、プライベートでも
自然にできてしまう。
まさしく人生が豊かになる職場です。
私が驚いているとき、
スタッフのみなさんがニコニコ笑って
そばに来てくださいました
(写真が暗くてごめんなさい)
今日を生きる
時間はすべての人に
平等に与えられているものです
今日 あなたが なんとなく過ごした日は、
昨日 亡くなった人が生きたいと願った一日です
一分一秒を無駄にすることなく、
どう使うかはあなた次第です
今日 今を大切に、
感謝。
by 空海風花
バグジーのみなさんに感謝。
致知出版社
久保 華図八
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