昨夜、東京都羽村市にてセミナーを行なってきました。
テーマは、「顧客満足も社員満足もあなた次第 ~管理職の役割とは~」
http://www.city.hamura.tokyo.jp/kassseikasuisinsitu/zinzai/20/index.htm
6月に東京商工会議所大田支部で、顧客満足に関する講演を行ない、
過去blog→https://reikosetogawa.seesaa.net/article/200806article_11.html
このとき、往復3時間もかけてお越しいただいた
羽村市産業活性化推進室の担当者の方が、
今度はうちで、と招いてくださったのです。
こうしてご縁がつながっていくのは、講師冥利に尽きることです。
羽村市は東京都心から西へ45km。青梅市と福生市の間にあり、
開発とともに、西多摩村→羽村町→羽村市へと変貌してきました。
人口は5万5743人で、玉川上水の取入口のある緑多き街。
卸・小売1,080、サービス683、建設212、製造210など、
計2,384の事業所があります。http://www.city.hamura.tokyo.jp/
この講演で印象的だったことがいくつかあります。
① 午後6時スタート
通常、公的機関が行なうセミナーは午後2時あたりが多いのです。
しかし羽村市の産業活性化推進室では、「工場の稼働中に出てきて
もらうよりも、仕事にできるだけ支障のない時間に開催したい」との意向で
夜に時間設定されています。イブニングセミナーですね。
「仕事の後で疲れているかもしれませんが、それでも話が聞きたいという
意欲のある方々にこそ、来ていただきたい」との思いも込められています。
② 控え室にロッカーが♪
以前、ブログに 「控え室にロッカーを」というリクエストを書きました。
https://reikosetogawa.seesaa.net/article/200806article_15.html
バックをぶら~んと提げながらステージに着くのはカッコ悪いです、と。
そのブログを、担当者の方が読んでいてくださったんですね。
「うちもセミナーが多いですから、そういえばそうだなと思いまして、
早速、ここに運びました」と、3つもロッカーを設置くださっていたのです。
そうだなと思うことと、実際にやることは全然、違うので、
実際に行動してくださっていた現場を見て、感激しました。
③ 製造業と複数参加
顧客満足や社員満足のセミナーでは、サービス業や小売業の方々の
ご参加のほうが多いのですが、今回は8割以上が製造業の方々。
すべての業種に関わるテーマですから、製造業の方々にたくさんお越し
いただけてありがたく思いました。しかも1社から複数で来られるケースが
多く、これもうれしいことでした。
なぜならば、1人が新しい情報をその情報を知らない多数に伝えるよりも、
複数で伝えたほうが、ずっと浸透率や迅速性が高まるからです。
たとえ1つでも何かお役に立てたら…というのが心からの願いです。
④ アンケートで「期待」と「満足」を比較
セミナーで必ず配布するという参加者アンケートがユニークでした。
聴講前の「期待度」と、聴講後の「満足度」を記入する欄があるのです。
これは、次回のPR方法の検討材料などになります。
ちなみに昨夜の講演は幸い、 期待度 < 満足度 という結果でした。
あぁよかった!アンケートはいつも書いてくださったコメントをメモしながら
1枚1枚読むのですが、やっぱり毎回ドキドキするんです。
⑤ 最多参加者数
主宰者の方々は熱心で一生懸命。こうした思いが伝わり、昨夜の
セミナーには43人の方々が仕事帰りに来てくださいました。
6年前から開催している一連のセミナーで最多参加者数だそうです。
「顧客満足」「社員満足」への注目度が高い証明にもなり、
とても光栄に思っています。
ところで、帰りの電車の中で、こんな話を思い出していました。
「飲み会、行こう」という言い方をちょっと変えて、
「イブニングセミナーする?」と言うのです。
すると、飲み会とは分かっているけれど、その表現が楽しいので
「する」と周りの人も乗ってきてくれるのだと。
大学院の先生から聞いて、みんなで笑った話なんですよね。
もちろん、羽村市の場合は正真正銘の「イブニングセミナー」です。