きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

なぜ中小企業診断士に? 17. 受験ストレスで胃潰瘍


こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
 
中小企業診断士になるまでの道のりをつづる
シリーズ17回目です。



私の受験記録はなかなかのドラマです(笑)
        ↓

 

1年目 …1次試験敗退

 

2年目 …1次試験合格! 2次試験敗退

 

3年目 …2次試験敗退

 

4年目 …まさかの1次試験敗退

 

5年目 …1次試験合格 2次試験敗退

 

5年目の2次はかなり手ごたえがあったのですが……。
ほぼほぼ受かっていたと思うのですが……、敗退。



「いい加減に受からなければ」 という
プレッシャーがことのほか強く
胃潰瘍と胃のポリープが一緒にできてしまいました。



試験のひと月前から何かと吐き気に襲われ
気持ち悪いったらありません。



まさか自分がストレスにやられるとは思っていなかったので

 

こそこそとネットで病状を調べてみたりして
思い余って重度の症状と照らし合わせたりして
しおしおと病院へ行きました。

 

1週間後、検査結果を聞きに再び病院へ足を運びます。

 

ああ、私の余命はあと何カ月だろう。。。

 

家族に何て言えばいいかしら。。。

 

腹をくくって病室に入り、先生の宣告を待ちます。



「あ、結果ね。良性で問題なしですよ。

 

でも、悩みがあるのかな?

 

よかったら臨床心理士を紹介しますよ」



「えっ? あ? いえ、大丈夫です」 (うわー♡ 助かった)

 

「そう?大丈夫? ピロリ菌もなかったですよ。
 2人に1人は持っているんだけど。
 あなたは良かったですね」(先生にっこり)



「良かったです。お世話になりました」
(何だか分からないけどラッキー♡)



処方されたのは胃薬でした 。
しかも普通に買える 「ガスター10」 。

 

飲んだら3日で治ってしまいました。




それにしても、これまでの人生、
胃がどこにあるかも意識せず楽しくやってきたのに
ストレスにやられてしまうとは。



強いと思っていたのに、

 

案外、か弱かったわ、私 ←強調



浪人生活は、月日が経てば経つほど、辛い。。。
周りの目、なにより自分の目。痛いんです。

 

いくつか参加した勉強会では、
挫折の繰り返しに耐えられなくなり

 

本人いわく 「鬱の手前」 でやめていく人にも出会いました。
もちろん、資格よりも心身が大事なのは言うまでもないことです。



試験に正解・不正解はあっても、
受験を続けることに正解・不正解はありません。



途中で辞めたことが負け、とは言えないし、
単純に続けることがえらい、とも言えません。

 

合格しても資格を生かしていない人も結構、多いですし。



なので、ここに書いているのはあくまでも私個人のケースで、
私には、受験とさよならする気がなかったということです。



ただ、「いったいいつまで続くのだろう、、、、」

 

この言葉が、ぐるぐると頭を巡りました。




それはまるで、
心に暗い沼ができて、
どんどん深くなっていくような、
どーんと重い感覚。



ともすると、自分でつくった沼に足を取られそうになりますが、
「あきらめない」という思いが、いつも守ってくれました。



なぜ、資格という形にこだわったのか、

 

それは、
いくら勉強をしてきたといっても、頭の中は見せられない。
資格を取るのは他人に対する親切でもある

 

と思ったからです。



それに、何と言っても、一番は自分のため。



ここで辞めたら、
当初の目的だった「コンプレックスの克服」どころか、
「コンプレックスの増幅」です。



ストレスにやられたとは言っても、立ち上がれないほどじゃない。
私にはまだ余力がある。
その環境も与えてもらっている。



だから、「もう十分に役立った」という
大義名分を盾に受験から降りるのは、
自分にとって「逃避」以外の何でもありませんでした。

 

ここで降りたら、
私はずっと自分を卑怯者呼ばわりするでしょう。



「だから、あきらめない」
 
「取るまでやめない」



その強い思いは、
心の暗い沼の周りをぐるりと取り囲み
踏まれても踏まれても雑草のように
また立ち上がって伸びていきました。



次回はこちらです♪ 再びの一次試験合格なるか!?

 

 
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