こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
中小企業診断士になるまでの道のりをつづるシリーズ16回目です。
2005年、受験6年目。
以前のように、昨年の1次試験の合格権利を使って2次試験だけに集中。
なかなかよく書けた、という気がしたけれど、、、2次敗退。
再びゼロからの出発をするはめに―。
受験6年目といえば、小学1年生が6年生になっている年月です。
ここまで受験が長引くと、浪人生活が日常化してしまい、
いつもどこかに忘れ物をしているような、
どうにもすっきりしない状態にも慣れが生じてきてしまいます。
勉強の新鮮味が薄れ、以前より教科書に手をつける時間が減り、、、、
こうして受験倦怠期に入っていきました。
慣れ以外にも、倦怠期に拍車をかけることがありました。
仕事では勉強の効果が出ていたことです。
財務についてのインタビューも難なくこなせるようになっていたし、
取材内容は以前より深くなっている実感がありました。
とりわけ、知識や自信が
という著書の発刊に結びついたことはとても大きかった。
著者を出して以来、講演依頼も目に見えて増えていました。
別に資格を取らなくても、十分に勉強の意味を見出せていました。
また、受験1~3年目は勉強のために仕事をセーブしていましたが、
4年目以降はどんどん仕事をしていたのでキャリアも積めており、
お陰さまで経済的に困ることもありません。
人にも、「もう資格にこだわらなくてもいいのでは」と言われました。
そのアドバイスは理解できました。
資格を取る以上に大切なことは、実際に役立てることであって、
それがもう叶っていることを私は認識していました。
でも、、、
やはり私は「資格」として形に残すことにこだわりました。