きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

なぜ中小企業診断士に? 15.目で見る管理

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

 

中小企業診断士になるまでの道のりをつづるシリーズ15回目です。



2004年、受験5年目に突入しました。

私は有志の勉強会(9人)を立ち上げて、
週末の終日、都内の区民間で仲間と勉強しました。

 

週末の街はどこか楽しそう。
近くには川もあるし、
ピクニックにでも行きたくなるお天気の日もたくさんありました。



でも、私たちは日の当たらない部屋でひたすらお勉強。
外に出て行けるお昼休みが一番の楽しみで、
とてもおいしかったのを覚えています。




そんな感じで週末は過ぎて行き、
平日は、各自が仕事の合間に勉強を続け、
疑問・回答をメーリングリストで頻繁にやりとりしました。



この勉強会には、合格者にも入ってもらったので
心強い味方を得て、勉強を続けられました。

 

持つべきものは友ですね。

 

 

1次を受け直すに当たって私は、
「目で見る管理」を取り入れました。



B4の方眼紙を縦に使い
縦軸に勉強時間、横軸に各科目を書きます。

 

そして、セールスマンの契約数を計る棒グラフのように、
勉強した分だけ、升目を埋めていくのです。

 

飛び出ているのは苦手だった「財務」。
最も勉強しました。
画像














1次は10科目もあるので、
適当に勉強をすると
各科目に費やす時間に偏りが出てしまいます。

 

たとえば私は、マーケティングや経済学など、
好きな科目には時間を割くけれど、
情報システムなど関心の低い科目は放って置きがちでした。



合格するには1000点満点中、
600点を取ればよいのですが、

 

もともと難しい試験なので
600点を取ること自体が楽ではないし、

 

1科目でも最低合格点の40点を下回ったらアウトですから、
すべての科目をまんべんなく勉強しておく必要があるのです。



そこで取り入れたのが、先の「目で見る管理」というわけです。



グラフを色を塗るときにポイントがあります。

 

1月は赤、2月は青というように
月ごとに塗る色を変えるのです。

 

すると、

 

「今月は財務ばかり復習していたな」とか、

 

「今月はビジネス法務が手付かずだったな」というように、

 

月単位の時間配分をぱっと見て理解できます。



科目ごとに色を変える方法でもよいと思いますが、
月ごとに変えたほうが、
時間軸での勉強バランスが取れる気がします。



ただ、現在は科目合格制度があるので、
今年は3科目しか受けない、という人もいると思いますが、
どちらにしても目に見る管理は有効です。




「升目を埋める」という作業もやる気に貢献してくれます。
そんな努力も実り、今回は1次試験に合格しました。

 

しかし、やれやれと思ったのもつかの間、2次は不合格。。。

 

また来年。



唯一、うれしかったのは、私が立ち上げた勉強会の中で

 

1人だけど、2次の合格者が出たこと!




2次に受かったということは資格を手にしたも同然ですから、
私が立ちあげた勉強会から診断士を輩出できた、といえます。

 

本人の努力の賜物とはいえ、主宰者としては幸せなことでした。

 

次回は「受験倦怠期」について。こちらです。
 
 
YouTubeで診断士試験のこと、語りました。
YouTube.png
38 大学院.png
 
こちらも診断士受験にまつわる話です<前編>
37 高卒から院卒.png

 

動画全体のラインナップはこちら。




『顧客満足の失敗学』こちら