講演の仕事で赴いた浜松。
出張では、時間の許す限り“寄り道”をするのが習慣です。
浜松といえばピアノ。
今回は、「浜松市 楽器博物館」に決定しました♪
寄り道は、16年続けている旅館の取材から自然発生した習慣です。
旅館という業態は、地域に根ざした経営をしている最たるものですが、
女将さんインタビューをすると地域の自然や観光の話題が必ず出ます。
だから、周囲を歩いてみたり、観光したりと、旅館の周囲を見ることも
大事な取材の一つなのです。
かっこいい言い方をすれば、お金も落とせます。
それに、単純に楽しいですしね!
というわけで行ってきました
「浜松市 楽器博物館」http://www.gakkihaku.jp/
講演の2時間前に着いたものの、
楽しくてあっという間に1時間半が経過。
アジア、アフリカ、ヨーロッパなど世界中から楽器が大集合。 見たこともない楽器も多数。
手で触ることのできる楽器は少ないですが、 その楽器の音が流れるヘッドフォンがそこここに置かれているので、 「どんな音だろう」という疑問がその場で解消できます。 気持ちのいいサービスだと思いました。
アジアの楽器などがずらーっと、壮観。 音楽は国を表しますね。 音を耳にするたびに「ああ、いかにも韓国」、 「いかにもバリ」、「いかにもイラン」と感じます。
両手を広げたくらい大きな楽器。1弦しかない弦楽器です。いったいどんな音が? 名前は「トランペット・マリーン」。ヘッドホンで聞いてみると、不思議、不思議。 こんな姿なのに本当にトランペットのような音がします。ビリビリという振動が、 それと似た音を出させるのだとか。ヨーロッパ最古の弓奏弦楽器の一つです。
ハープと合体したようなピアノは、その名も「ジラフ・ピアノ」(キリンピアノ)。 ハープだと思ったら、実はグランドピアノの胴部分が立ち上がっているのでした。 これは弾いてみたかった。♪ねこふんじゃった♪ですが。
元エレクトーン講師としては見逃せない、ヤマハエレクトーン第1号「D-1」。 1959年に誕生し、当時の平均給料3万6千円に対し、35万円したそうです。
こんなに巨大な楽器も。楽器名は「タムタム」。 ヴァヌアツ共和国の「割れ目太鼓」で、儀式や通信のために演奏されます。 いったいどんな音がするのかと、写真下のヘッドホンで聞いてみると!!! はい。そのまま「木を叩く音」がするのでした。 でも原住民の人たちの歌声と合わさると神秘的です。
世界中の楽器を見て聞いて、最後に日本コーナーに寄りました。 尺八、三味線、琴、etc.ヘッドホンから流れる音色も見事です。 世界の楽器はどれもよかったけれど、日本コーナーで思いました。 「やっぱりいいわ、日本」。 繊細でクオリティが高いと感じたのは、贔屓目ならぬ贔屓耳でしょうか。
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